介護士による介護を勉強するブログ

介護現場のお話、役に立つ情報を語っていきます。

介護現場での「依存ケア」がNGな3つの理由

依存ケア

介護現場でのケアはどのくらいやったらいいと思いますか?
介護現場における依存心が強い利用者の対応をどの範囲までやったら良いのか悩むところでしょう。
現在介護保険法のもと、国の方針で自立支援が軸となっています。
いわゆるできる部分はできる限り自分で行うことです。
今回はこの依存ケアについて語っていきたいと思います。

 

 

1.やりすぎは意欲低下の原因のひとつになる

「かわいそうだから~」という意味でできる部分なのにすべて介助でやってしまう職員いるのですがハッキリ言ってそのケアは限度があると思います。
できる能力(残存機能)は維持し、できないことに対しては適切な介助を行うのが基本になります。
介護施設にいるとADLが落ちる理由は全て介助者がやってしまうからも多いのです。
それを改善保持するには「自分で行う」ことがより大切なのです。
医学が進歩している世の中ですが何より「自分で動く」「食べる」が大切なのです。

 

2.そのケア、全ての利用者にできますか?

みんなADL、介護度が違うと思いますがケアプランに沿ったケアを行うのが介護者の仕事です。
依存したケアをひとりにやって他の利用者をほったらかしにしていたら
1人の利用者だけあれこれやっていたら「なんであの人だけ」と結果的にクレームになります。
依存し過ぎたケアをしてる人は「自分自身が依存されたい」心理もあるのかもしれません。
ただ依存ケアをしてる人は結果的に他の利用者の対応がおろそかになりがちです。
または他の利用者は気を使って我慢してることもありえます。
視野を広げないといけません。

 

3.依存ケアはより介護者の仕事を忙しくする

訪問介護を含め在宅での家族のケア(1対1)に関してならば依存してしまうケアになってしまいがちなのはある程度は仕方ないかもしれません。
しかしながら施設は利用者さんが他にも何十人もいる共同のケアが必要です。
なので自立支援をメインに行わないとADLが低下し結果的に介助度が上がっていくのです。
自分で自分の首を絞めてしまうのはまさにこのことです。
利用者さんの尊厳を大切にすることも必要ですが、いわゆる「綺麗事」だけでは介護施設は成り立ちません。
綺麗事を言うのは自由ですが押し付けはあまり良くありません。
人員不足が加速している介護現場ではより現実的なケアを行うことも大切だと思います。