介護士による介護を勉強するブログ

介護現場のお話、役に立つ情報を語っていきます。

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特養に入所したいけど入所待ち…そんな利用者はいまどこにいる?

特養に入所したいけど入所待ち…そんな利用者はいまどこにいる?
高齢化社会が進んでいる日本ですが
「特養(特別養護老人ホーム)が定員いっぱいで入所待ちです…」
と言われた場合、利用者さんはどこにいるのか?
語っていきます。

老人保健施設の「3ヵ月退所」の難しさ

特に特養への繋ぎとして目立つのは「老健」になります。
建前上、「リハビリして3ヵ月で自宅に帰りましょう」という名目になっていますが
実際の所そのぐらい要介護度が低い利用者が入所するケースは少ないです。
ほとんどの老健は特養レベルの介護度になってると思います。
しかし老健は特養に比べ値段が高い為金銭的な都合で早く特養に移りたいという希望の家族も多いです。

 

ショートステイで暗黙の了解の「長期宿泊」

ショートステイは名前の通り、短い期間の入所しかできません。
しかし最長30日利用ができるので入所待ちの利用者さんに関しては
・30日で期間オーバーになる直前に夜、自宅に帰宅して退所
→リセットされ翌日の朝に入所する
という感じで半日程度、わずかな期間だけ帰宅していく…そんな利用者は多いです。
ちなみにショートステイでは空室が出ないように稼働率を上げたいため、
相談員などではこういった利用者を好んで入れてしまいがちです。
ただしコンスタントに定期的に利用している人より、いざ入所が決まった時に急な空白が出て忙しくなりがちです。

小規模多機能型居宅介護の「長期宿泊」

小規模多機能型居宅介護は連泊の期限が無いので長期連泊も可能です。
施設入所待ちの繋ぎで利用したりするパターンもあります。
ところが地域密着型サービスに関わらずそういった利用者さんを入れすぎると
週数回利用してる人で緊急で泊まりたいと希望しても部屋が満床で入れられない…という本末転倒がことが起きたりしてしまいます。
小規模の登録人数29、宿泊可能が9、日中が18。
長期宿泊を9入れたらあとは日中通いをたった9人しか入れられません。
ケアマネもそういった利用者ばかり入れずに調整する力が必要になります。

グループホームの実質「長期入所」

私はヘルパー2級の勉強したとき、グループホームは「住み慣れた家庭や地域で安心して生活し、利用者さんと一緒に料理を作ったりする」と聞いたことがあるのですが
最近のグループホームでそれができる所は少数だと思います。
平成30年度に改定されましたが「看取り介護加算」。
対象施設にグループホームがあります。
加算対象もそれほど厳しくなく人員不足な施設でも常勤看護師がいればその他はなんとかなる条件ばかりです。
看取り加算が取れるぐらいならグループホームは現状どれぐらいの介護度なのか…あとは説明しなくて済むでしょう。

 

 

私なりのまとめ

特養の入所待ちがパンクになっている為他の介護施設も本末転倒のような状態で実際この事業所で受けてる介護度、利用者ではないのかと思ったりことも増えています。
介護施設の人員不足もそうですが本来施設に合わせた利用者が入っていない場合の人員換算基準などの組み換えなど、今一度変えてみても良いのかと思います。