介護士による介護を勉強するブログ

介護現場のお話、役に立つ情報を語っていきます。

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【家族・親】介護施設に入居する時に頭に入れてほしいこと、現場介護士が語ります!

介護施設入所

「自分の親が介護が必要になった。どこの介護施設が良いのだろう?」
と悩む家族は多いと思います。
現場で働く私からの考えを交えて記事にしてみました。
今後施設入居する際の参考になればと思います。
※私はケアマネでは無いので「現場から見た考え」になります。

 

 

自宅⇔施設の通いやすさ

入居するにあたってキーパーソンの家族さんが通いやすさを重点的に調べます。
その為ネットなどで自分の地域で老人ホーム等などで検索し調べてみるのが良いでしょう。
「介護施設に入れたらそれでおしまい」では無いので面会、病院受診などで家族が行く機会は必ずあります。
通いやすさ優先でまずはいきましょう。

見学して施設の「様子」を見る

介護施設は閉鎖的です。現場の人手の状況を知るには見学が一番です。
契約や坦会などでお話する人(ケアマネ、相談員)は現場で働いていない人達がほとんどで、下手したら実際の状況を理解してない場合があります。
おそらく見学は日中帯で行うことが多いと思います。
現場は一応14時~15時ぐらいであればある程度落ち着くとは思うのですが
(昼食後の臥床、オムツ交換、記録などが一通り終わった後なので)
そんな中でも食堂で慌ただしく対応をしている状況であれば人員不足な証拠になります。
現場の介護士の表情も見ておきましょう、笑顔が無ければ過酷な施設になります。
ケアマネなどが綺麗事をいくら言っても対応するのは現場職員なので現場の実態を見て判断しましょう。
あとは掃除が行き届いてるか確認します。人員不足だと掃除ができなくなります。
たとえ古い建物でも故障などが無くメンテナンスがしっかりしていたら管理が行き届いてる証拠になります。

 

「なんでもやります!」と言うケアマネは要注意

「大丈夫です!なんでもやります!」
こういうことを言うケアマネは間違いなく現場を理解していません。
なんでもやってはいけないのです。介護士は家政婦ではありません。
介護士は介護保険法のもと、「身体介護」と「生活援助」をします。
最近問題になってるのは訪問介護で家政婦扱いしてる人が増えてきて、掃除も『利用者が使う部屋だけ』と決められてるのに
「換気扇掃除しろ」や「こっちの奥の部屋も掃除しろ」などと次々と要望を増やし
ケアマネが最初に言った「なんでもやります」という言葉の影響でこうなったケースが増えています。
実際にこんなことを言って大変な目にあったケースは私もありました。
…と話が脱線してしまいましたが「なんでもやります」は実質不可能なのです。
施設内でもほぼすべての要望にやっていくのは難しいのです。
こういうケアマネだった場合、ちょっと疑問に思った方が良いでしょう。

入居が決まった場合の持ち物について…

入居が決まったら今後は持ち物に関して疑問に思うことでしょう。
ケアマネや相談員が説明してくれると思いますが
ちゃんと説明してくれず現場間でトラブルが起きる可能性があるので
現場介護士からのちょっとしたお話を出します。

洋服は3セット程度でOK

洋服を大量に持ってくる人がたまにいますが持ち物は多すぎたら多いほどトラブルのもとになります。
ホテルではなくほかの人の荷物をいじってしまう利用者さんもいたりして紛失の恐れがあります。
現場で働いて思うのですがよっぽどのことが無い限り3セット程度で十分でしょう。
入浴時の交換や汚れたときに余分にあったほうが良いですが交換の頻度が多い場合、施設側から連絡があります。あとはパジャマが1着もしくは2着。
洋服関係に関しては
「普段着×3」「パジャマ×1もしくは2」「上着×1」「靴下×3」
そのぐらいで良いんです。
※持ち物には名前を書いておきましょう。フルネームで。本当に紛失が多いので要注意です。
衣替えをする際に面会+洋服を入れ替えしたりするのが良いと思います。

危険なものは持っていかない

ほとんど施設では刃物、火が出るものは原則禁止されています。
本人が認知症なく大丈夫だとしても何かの拍子で他の利用者がとってしまい事故の恐れがあったりします。

高価な貴重品、お金について

高価なもの、本人が普段持っていたものだから…と持ってきたりする場合がありますが基本的には自己責任です。
やはり何かの拍子で他の利用者がとってしまう可能性があったりします。
お金に関しても自販機で何かが買える程度で良いと思います。
これは認知症特有の症状「物盗られ妄想」などでたくさん用意しているとトラブルの元になります。

転倒しずらい「上履き」

スリッパは危険です。必ず「かかと」がある上履きを用意します。
介護用シューズで検索すれば出てきますがマジックテープ式でバリバリとめるタイプです。

テレビは?携帯電話は?

テレビは共用スペースの食堂にあるものでよければ不要です。
居室内でも見たい場合は本人に合わせて準備しましょう。
携帯電話は本人が普段使っていたのならそのままでも良いと思いますが
共同部屋(4人部屋)の場合、ほかの人の迷惑にならない使い方をするように話をしてください。
ただし徐々に認知症の進行によって依存、迷惑がかかったりする場合には持ち帰って頂く場合があると思います。
私の経験上「施設側から持ち帰ってもらう」というパターンはほとんど見たこと無いですが徐々に家族に連日、長時間電話が続き家族側から「電話が酷いので持ち帰ります」となったことが多いです。

入居時に荷物チェックはしてますが…

後から家族が持ってきたものは追加でチェックをしたりすることは無かったり、急な入所でチェックができず、何かの拍子で紛れ込む可能性もあります。
人員不足な中、業務の合間にやるので万全な管理体制では無いということだけ理解して頂きたいです。
だからこそ、高価な貴重品等は極力持ってこないでと言う施設がほとんどです。
危険なもの(刃物や火がつくもの)以外は持ってきても原則問題無いですが自己責任になります。
ただし施設によってルールは変わるのでそれぞれ契約の時に確認してください。
なお荷物は最小限にしないと入院、移動などによる退去の際にも家族が負担がかかる為注意が必要になります。

 

現場介護士のひとつの意見について

頻繁じゃなくても良いのでたまには面会に来てください。
老健や特養、グループホームなど自宅に戻る機会が無い場合、
家族の面会に直接来ない限り利用者さんは家族と会えません。
不穏になったり暴力行為になったりひどくなるタイプの利用者さんの家族は面会に来なくなる傾向がありますがそれも原因のひとつだと思います。
ただ入居させれば良いというわけでは無いです。
介護施設では病院ではありません。
急変になった際は家族さんにも協力して貰うので家族⇔利用者さんの繋がりをずっと大切にしてください…